https://reika.typepad.com > 妖精がささやくとき~宇都宮美術館

Introduction

本日はお越しくださいまして、誠にありがとうございます。今回の公演は、井村君江先生のお話により実現いたしました。妖精が住んでいそうな森に囲まれた素敵なこの美術館で、井村氏による貴重なコレクションに触れ、そのつながりのなか、踊ることができる喜びに感謝しております。

今回の作品は井村氏からいただいたヒントをもとに、シェイクスピアの「夏の世の夢」を題材に、メンデルスゾーンの曲から着想を得ました。後半は聴き慣れないかもしれませんが、エジプトの作曲家によるアラビア音楽を使用しました。

創作にとりかかる前は、普段踊っているエジプト舞踊と、妖精の踊りとの接点が見いだしづらかったのですが、振付けを進めていくうちに、その歴史的背景とともに水面下で通じている「ファンタジーワールド」魔法の国への扉が開かれてゆきました。

では、皆様最後までゆっくりとお楽しみ下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

-PROGRAM-

開場の曲 メンデルスゾーン 「夏の世の夢」序曲 作品21から

・第一場 『魔法の杖』 メンデルスゾーン「夏の世の夢」妖精たちの行進から
・第二場 『妖精の歌』 メンデルスゾーン「夏の世の夢」ナイチンゲールの子守唄から

間奏曲 メンデルスゾーン「夏の世の夢」間奏曲 作品61-5から

・第三場 『ティタニアの恋』 エジプト音楽 HAMADA 「Shrrin」から
・第四場 『妖精の輪踊り』 メンデルスゾーン「夏の世の夢」妖精たちの行進から

[休憩]

講演
・井村氏とのつながり
・妖精とダンス
・フェアリーダンスとエジプト舞踊について
・質疑応答

終演の曲 メンデルスゾーン「夏の世の夢」終曲 作品61-13から